起業する予定がある、フリーランスとして独立してみたいと考えている方、お金心配ですよね。
株や証券、金融資産ですでにFIREしてるんだという方はこの記事は読む必要がありません。
私の経験談を踏まえ、こうして乗り切るという方法をお伝えしますので、参考していただければ幸いです。
前提として私はかなり慎重に物事を進めますが楽観主義なので「まあなんとかなるでしょ」で やっていくタイプの人間です。
これからお伝えするやり方が正しいということはありませんので、皆さんのやりたいことや今の状況をじっくり判断して起業までの準備を進めていただければと思います。
「よ〜く考えよ〜、お金は大事だよ〜」
です。ほんとに。
貯蓄がしっかりある人は心配いりません
冒頭申し上げましたが、生活費の半年分どころか数年分貯蓄があるという方は特にお金の心配はないと思います。
私の場合は正直貯金もなければ売上の見込みもないという状況でどう起業するのかという時、お金を借りるという選択肢以外はありませんでした。
後ほど書きますが独立する予定があるなら少しずつ貯めておくことをオススメします。
起業する時に融資を受けるという選択肢はごく普通のことです。
子供の頃から「借金はするもんじゃない」「無借金経営はすごいこと」と言い聞かされてきた私はお金を借りるという選択はなんだか気が引ける、最後の手段のように感じていました。
しかし色々と調べていくうちに「融資を受けることは経営をするうえで当たり前」なんです。
もし貯蓄もしっかりしているという方も起業の際は融資を受けて、手元資金を十分なものにしておくことをオススメします。
起業のお金は日本政策金融公庫の創業融資一択!
結論から言いますと、起業時のお金を借りるには日本政策金融公庫の創業融資が一番良いです。
貯蓄も無い、起業にあたり業種として未経験という、融資の条件としては結構厳しい中でも融資していただけました。
もちろん融資していただくためにかなり調べたり、準備はしましたが日本政策金融公庫の創業融資というものが国として起業を支援するという立ち位置のものなので、よっぽど準備不足でなければ融資はしてもらえると思います。
ただネットの検索では日本政策金融公庫の創業融資の審査通過率は50〜60%とあるので、融資の準備(というより開業の準備)は入念にするべきです。
私のケースの場合、動画制作を自宅兼事務所として個人事業で行うというものなので、融資額もそこまで大きいものではなかったので審査が通ったのかもしれませんね。
クリエイティブの分野(動画制作やホームページ作成、イラスト作成など)で開業費用や固定費があまりかからない場合は融資に関してはそんなに心配はいらないようです。
もしかしたら審査に落ちている方は店舗など開業費用に1000万円以上かかるなど、融資希望額が大きい場合なのかもしれません。
融資には手持ち資金が必要!少しずつ貯金しましょう
お金がないから融資を受けたい方が多いと思いますが、結論から言うと手元のお金がないと融資をうけることも厳しくなります。
日本政策金融公庫の場合(あるいは銀行など金融機関でも)ホームページなどでは必要とする資金(この場合創業融資の希望額)の1/10の自己資金が必要と書かれています。
しかしこれが落とし穴で、実際には1/3程度の自己資金がないと審査がかなり厳しいです。
例えば1000万円融資を受けたい場合、1/10は100万円ですが、実際は1/3程度なので300万円の自己資金が必要になるわけです。
なぜかホームページや資料には1/10と書いてあるので自己資金はなんとかなると思いがちですが、実際は1/3程度必要なので気をつけてください。
自己資金は理想は「コツコツと貯めておくこと」のようです。
ようはお金を計画的に準備してきた、起業に向けて本気で取り組んでいる、という姿勢が審査で見られるので「何も準備していません、起業もちょっと適当に考えていました」では融資はダメということだと思います。
私の場合、冒頭にも書きましたが事前の機材の準備に加え、日々の生活費でかつかつで正直貯金はほぼありませんでした。
ただし会社を退職するにあたりある程度の退職金が出ることは、規定を読み知っていたのでそれをあてにしていました。
結構危険な賭けではあると思いますので、皆さんはしっかり準備していただくことをオススメします。
ただし今の給料ではそんな貯金に回せないという方もいると思います。
実際に1/3に達しているということも重要ではありますが、先程書いた通り少額でもコツコツと準備しているという「姿勢 」が見られます。
起業、独立を考えられている方は早めに貯金始めてくださいね。
創業融資以外にも様々な補助金や支援がある
起業、独立にあたり手元資金の確保が大事にはなりますが、融資以外にも国から様々な補助金や支援が受けることができます。
申請をするのが面倒くさい!と思われる方(実際に面倒ではあります)がほとんどだと思いますが、慣れてしまえば結構な額の補助金がおりたりするので活用することをオススメします。
その一つに「小規模事業者持続化補助金」があります。
実際に私も先日申請を行い、今は審査待ちです。
小規模事業者に限られるのですが事業を発展させるのに必要な経費に対し、一定額の補助が出るという非常にありがたい内容になっています。
これらは融資とは違い、自己資金は関係ないので申請を出すだけで(これが面倒なので出す方も限られていると思いますが)補助金が出るので利用しない手はないと思います。 「小規模事業者持続化補助金」以外にも沢山の補助金や支援策が国や自治体から打ち出されているので、ぜひ活用することをオススメします。
こういった補助金や支援策はたくさんあるので、どんなものがあってどれが利用できるのか正直わかりにくいし調べるのも大変です。
私も少しずつネットで調べたりしているうちに今回申請した「小規模事業者持続化補助金」を知りました。
融資や補助金、支援策についてどう調べれるのが効率がいいのでしょうか?
税理士さんや地域の商工会議所に相談しよう
フリーランスで独立を考えられている方で、身近に経験者の方がいる、あるいは知り合いに経営者がいる場合はその方に相談するのが手っ取り早いです。
もし私のようにそんな知り合いはいないという方は税理士さんや地域の商工会議所(または商工会)に相談に行くのが最も確実です。
特に税理士さんは税金のことだけでなく融資に関しても専門分野なので、創業融資を受ける際は事前に相談するのが確実だと思います。
ネットである程度は調べることはできるのですが、実際に専門家に相談することで審査前にどの部分がダメなのか指摘してもらうことができます。
私もある程度の準備はした上で、税理士さんに相談に行き色々とアドバイスをしていただきました。
ここで不安なのがどの税理士さんに相談するのか、相談費用が発生するのか、だと思うのですがこれは多少運があると思います。
特に税理士さんとの相性は非常に重要になるので、実際に電話での感じや会って話した印象で判断してみるのがいいでしょう。
私の偏見もありますが、士業の方々は結構クセがある方も多いので、自分に合う方とお付き合いするのが良いと思います。
税理士さんは比較的年配の方が多い印象ですので、自分の年齢に近い方を選ぶのがいいかもしれません。
また商工会議所(地域によっては商工会)に行ってみるのもいいと思います。
私も開業してすぐ商工会議所に入所し、先日も補助金の申請で窓口に行ってきました。
すごく丁寧に親切に色々教えていただけます(たまたまいい人に当たったのかもしれませんが)
この時大事になるのがメールや電話で済ますのではなく、直接会って相談することです。
先程も書きましたがとにかく相性が大事ですよ。
まとめ
起業、独立にあたり一番心配になるお金ですが融資を受けることでその不安を解消することができます。
もちろん融資は借金ですので、返済しなくてはなりません。
手元資金を確保しておくことで精神的負担から少し開放されると思いますので本業に集中することができます。
お金がないと生活に困り、本来やろうとしていた事業もできなくなりますしね。
日本政策金融公庫の創業融資は基本スタンスとして起業を応援してくれています。
準備をしっかりして融資を受けていただくと皆さんの起業に必ず役立ちますので、ぜひご活用ください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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